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軽種馬(サラブレッド)オークション
「オンラインビッドシステム」 導入事例

JBBA公益社団法人日本軽種馬協会 様

サラブレッドの大いなる発展のために

国民の健全なレジャーとなっている競馬は、スポーツエンターテイメントとして、ファンに興趣溢れる魅力ある質の高い競走を常に提供していくことが使命の一つとなっています。
その根幹となる優秀な競走馬の供給サイクルである「生産⇒育成⇒調教⇒競走⇒次世代生産」の一翼を担い、競馬の健全な発展に寄与しているのが、JBBA公益社団法人日本軽種馬協会です。
JBBA様監修のもと、軽種馬(サラブレッド)オークションシステムの開発を行いJRA日本中央競馬会様、JBBA公益社団法人日本軽種馬協会様、HBA日高軽種馬農業協同組合様の軽種馬競り市場でのインターネットオークションを実現させました。

コロナ感染防止対策実施での競り開催が必要に

会場集客型である軽種馬(サラブレッド)競り市場においては、以前より台風等の気象状況・交通事情・宿泊施設数等で集客が難しくなることが発生していました。
オークション会場は、遠隔地(北海道日高等)であり、馬という生き物であるため簡単には競り日を変更できない事情があります。解決策として遠隔地からもインターネットでオークションに参加できる「オンラインビッドシステム」の導入準備を開始しました。

折しも新型コロナウイルス蔓延により、競りの開催を中止するケースや、競りの開催には三密回避対策が必要となり、オンラインビッドシステムの導入が急務となりました。
2021年の初回オークションより本格稼働を開始しました。

鑑定人はオークション会場からの応札サインと
オンラインビッドからの応札を公正に判断

軽種馬オークションは会場型のオークションであり、場内から応札のサイン(購買者が手を上げる等)を鑑定人がキャッチして競りを進行する形式を取っています。
鑑定人がオークション全体を仕切ります。
鑑定人は、競りの進行を行い、会場応札サインとオンラインビッドシステムの応札信号のキャッチ、価格の読上げと競り上げ、落札権利者・価格の決定等を行う重要な役割です。鑑定人は常に品位を保ち、高い公平性が求められます。

導入のポイント
-Feature Point-

今回導入したオンラインビッドシステムは、インターネットからのオンラインビッドによる応札信号を鑑定人に遅延なく、即時に伝えます。鑑定人がオークション会場からの応札サインとオンラインビッドからの応札を公正に判断し、落札権利者を決定できる仕組みであることがポイントです。
また、競り会場のライブ映像を低遅延配信(1秒以内)することでオンライン参加を可能にしました。

遠隔地からのインターネット応札だけで競りを行う 「オンラインセールシステム」

会場集客型でない遠隔地からのインターネット応札だけで競りを行うインターネット「オンラインセール」も導入しました。 2021年度千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳市場では、当社のインターネットオンラインセールシステムを使用し、総売上額はレコード更新の15億2,856万円の取引成績を収めました。

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